空き家民泊は得?損?|初期費用・補助金と“向いていない家”の特徴

2025/12/25 08:00 - By 売れない家買取センター管理人

相続や引っ越しをきっかけに、誰も住まなくなった家。
「売るほどでもないけれど、このまま放置するのも心配」 そんなときに検討される選択肢のひとつが、空き家を民泊として活用する方法です。

ただし、民泊はどんな空き家でもうまくいく万能な活用法ではありません。
費用や条件を知らずに始めると、思った以上に負担が大きくなることもあります。

空き家を民泊に?活用するには?

空き家民泊とは、使われていない住宅を短期間の宿泊用として貸し出す活用方法です。

多くの場合は「住宅宿泊事業」という制度を利用して運営されます。 もともと住居として使われていた建物を活かせる点が特徴ですが、ルールなどが細かく決められており、事前確認は欠かせません。

空き家民泊のメリット    

放置しないことで家の状態を保ちやすい 

民泊というと「収入」を得られるというイメージをされがちですが、それ以外の面も評価されています。長期間使われていない家は、 湿気や設備の不具合が進みやすくなります。そのため、民泊で人の出入りを活発にすることで、換気や通水が行われ、建物の異変にも気づきやすくなるは大きなメリットです。

空き家民泊にかかる費用はどれくらい?  

民泊を始めるにあたって、まず気になるのが費用面です。 空き家の場合、建物の状態によって差はありますが、初期費用は避けて通れません。

初期費用の目安  

空き家を民泊として使う場合、主に次のような費用がかかります。

  • 家具・家電・備品の準備
     寝具、エアコン、冷蔵庫、Wi-Fi環境、簡単な調理器具など。

  • 安全対策に関する設備
     消火器や避難表示など、宿泊施設として求められる最低限の対策。

  • 届出・手続き関連の費用
     住宅宿泊事業の届出や、書類作成にかかる諸費用。

  • 建物の補修・修繕

  壁や床の補修、水回りの修理など。 状態によっては設備更新や耐震対応が必要になることもあります。

これらを合計すると、数十万円で始められるケースもあれば、数百万円かかることもあります。立地や築年数、建物の状態によって差が大きい点は押さえておきたいところです。

空き家民泊で使える補助金・支援制度  

初期費用の負担を抑える方法として、補助金や支援制度が使えるかどうかは重要なポイントです。自治体によっては、空き家対策や地域活性化を目的に、 民泊への転用を支援する制度を設けている場合があります。

代表的な支援制度の例  

  • 空き家改修に対する補助
     リフォームや修繕費の一部を支援する制度。

  • 宿泊施設整備を目的とした補助
     安全性や快適性を高める設備導入を対象にした支援。

  • 国の事業者向け補助制度
     個人事業主として民泊を行う場合に使えるケースもあります。


ただし、民泊が対象外の自治体があったり、工事前の申請が必須条件を満たさないと利用できないといった制約があるため、必ず事前に自治体へ確認することが前提です。

民泊に向いている空き家・向いていない空き家  

「民泊にできる」と「民泊に向いている」は別である ということは、事前に押さえておきたいところです。

向いているケース  注意が必要なケース  
一定の宿泊需要が見込める立地大きな修繕が必要
近隣とのトラブルが起きにくい環境法的な制限がある
建物の状態が比較的良い管理や対応を継続する余裕がない

空き家民泊のデメリット・注意点  

民泊は魅力的な活用方法ですが、 次のような点には注意が必要です。

● 立地の影響を受けやすい  

宿泊需要が少ないエリアでは、 予約が入りにくく、稼働率が下がることもあります。

運営の手間がかかる   

清掃や問い合わせ対応、備品管理など、 継続的な管理が必要です。住宅宿泊事業の場合は、営業日数の上限も考慮する必要があります。

● 法律やルールを守る必要がある  

届出をせずに運営すると、 行政指導や罰則の対象になる可能性があります。

民泊に向いているのか、売却した方が負担が少ないのか。これは、建物の状態や立地を見てみないと判断できません。感覚だけで決める前に、 今の空き家がどんな条件なのかを整理しておくことが大切です。

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