家の価格、どうやって決まる?
売れない家買取センターの幸長です。
「うちの家って、いくらくらいで売れるんやろ?」
家の売却を考えたときに、真っ先に気になるのが価格ですよね。
不動産会社が提示してきた金額が全てなのでしょうか??実は、この金額の裏には“公的な基準”があるんです!
今日は、その「基準地価(きじゅんちか)」について、解りやすく解説していきます。
基準地価ってなに?|土地の“ものさし”になる価格

「基準地価」とは、都道府県(=役所)が毎年公表する土地の標準的な価格のこと。
例えば、駅から徒歩10分の住宅地など、代表的な地点を選び、7月1日時点の価格を毎年プロの不動産鑑定士が調査し、役所が公表しています(毎年9月頃公開)。
査定で使われている公的データ
ここまでの話の中で、「基準地価は役所が公表している公的な価格」と言うことは、おわかりいただけたと思います。
家の売却査定で不動産会社は、「基準地価」も参考にしています。
査定では、築年数や間取り、接道状況、日当たりなどの条件とあわせて、「周辺エリアの相場感」も重要な判断材料になります。その相場を把握するために、多くの会社が公的に発表される基準地価を活用しているんです。
もちろん、基準地価そのものが売れる価格ではありませんが、「この土地は大体これくらいの価値があるんだな」という目安として、査定の裏付けになる情報なんです。
自分で調べることができる「基準地価」
調べ方は、とても簡単です。
「地価公示・都道府県地価調査」という国土交通省のサイトがあるんですが、誰でも無料で見られます。
→地価公示・都道府県地価調査のページ(外部リンク)
または、「○○市 基準地価」と検索すると、すぐに提示してくれます。
「不動産会社にいきなり聞くのはちょっとなあ…」という方は、ぜひ一度調べてみてください。
基準地価はあくまで“参考価格”
ここでひとつ注意点があります。
基準地価はあくまで「目安」であって、実際の売却価格とはイコールではありません。
最終的には「そのエリアで、その時期に、買いたい人がいくら出すか」で決まります。
でも、もし不動産会社が提示してきた金額が「なんか安すぎる?」とか「え、そんな高いの?」って感じたとき、
自分でも基準地価を見ておけば、納得しやすくなると思います。
「家の価格って、不動産会社の言い値で決まるんじゃないの?」
「なんとなく、プロが決めてるだけじゃないの?」
そう思っていた方も多くいらっしゃったかと思います。
そんな価格の裏側には、“基準地価”という”公的なものさし”が存在していて、
土地の相場や査定金額にも影響してくる大事な指標です。
正直、「基準地価」と言う言葉は、普段の生活ではあまり耳にしない人がほとんどだと思います。
ですが、家を売るとか、土地の価値を知りたいなと思った時に、「そもそも何を基準に価格が決まっているのか」を知っているかどうかで、大きな差が生まれます。
基準地価そのものが売却価格になるわけではないのですが、「ちゃんと公的な視点で出されている相場があるんだ」と知っていることで、安心して判断できるようになります。
少しだけ“地価”にも目を向けてみると、売却価格を提示された時に納得しやすくなるかと思います。それが、損をしない売却につながる、最初の一歩になるかと思います。
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