相続で困らないために!家や土地をめぐるトラブルを防ぐ遺産相続の基礎知識

2025/06/02 09:40 - By 幸長 信宏

売れない家買取センターの幸長です。

「遺産相続って何をどうすればいいの?」
初めて聞くと、難しくて身構えてしまいますよね。実は私も最初はそうでした。

不動産の相続問題に長年携わっていると、「遺産相続」が人生の大きなポイントだと痛感します。
今回は、誰でもわかるように、「遺産相続とは何か?」をお話しします。


相続で悩んでいる方はまずはこちらから相談を!

そもそも「遺産相続」って何のこと?  

簡単に言うと…

人が亡くなったあと、その人の財産(遺産)を残された家族などが引き継ぐことです。

財産って聞くと「お金持ちだけの話でしょ?」って思われがちですが、実は所有している住居や土地、預金、借金も含まれます

遺産相続の対象になるもの  

  • 所有している不動産(家・土地など)

  • 現金・預貯金

  • 株式・投資信託

  • 車・貴金属などの動産

  • 借金・ローン(※マイナスの財産も含まれます)

相続人って誰のこと?【遺言がない場合】

法律で、相続できる人の順位が決まっています。これを法定相続人と言います。

基本の相続順位

  1. 配偶者(常に相続人)+子ども

  2. 子どもがいない場合 → 配偶者+親

  3. 親もいない場合 → 配偶者+兄弟姉妹

相続は複雑で、親族の関係性によって割合も変わります。
しかも、一番揉めやすいのが不動産なんです。
というのも、不動産って「共有名義」だったり、相続人が多かったりと、とにかくややこしいケースが多いんです。その分、話がこじれてトラブルになることも珍しくありません。

実際にあった相続トラブル

ある空き家の相続で、3人兄弟が話し合い中に…

長男だけが住み続けたいと主張し、売却はストップ。

 → 家は荒れ放題に。

ご近所から苦情、行政からも指導が入りました。

こういう話は珍しくありません。

で、「結局どうなったか?」というと――
兄弟たちがようやく専門家(司法書士と不動産会社)を交えてもう一度話し合い、家を売却して現金を3人で分けるという形に落ち着きました。
それまでにかかった時間、なんと4年
もっと早く動いていれば、家もここまで傷まなかったのに…というのが正直なところです。

相続をしたくない場合は?

借金が多かったり、使い道のない不動産なら「相続放棄」が選べます。
ただし、亡くなってから3ヶ月以内の手続きが必要なので要注意です。

不動産の相続は “ 放置 ” が一番危険

名義変更をしないと、その家は売れないし管理もできません。

放っておくと、どんどん価値が下がってしまいます。適切な管理維持をしないと、気づかない内に、雨漏りや庭木の巨木化等で、トラブルに発展してしまう恐れがあります。

「いらない家はまず相談してください」  

売れない家買取センターでは、相続したけど使わない家や、老朽化が進んだ家の買取実績もあります。
「どうしよう…」と悩んでいる方、まずは気軽にご相談を。
借金が多かったり、使い道のない不動産なら「相続放棄」が選べます。
ただし、亡くなってから3ヶ月以内の手続きが必要なので注意が必要です。

「いらない家はまず相談してください」

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「どうしよう…」と悩んでいる方、まずは気軽にご相談を。

📞ご相談・査定は無料です。
まとめ|遺産相続は人生の大きな節目。早めの対応が肝心です

  • 遺産相続は預金や不動産だけでなく借金も含む

  • 相続人の範囲や割合は法律で決まっている

  • 不動産の相続はトラブルが起こりやすい

  • 相続不動産は放置せず、早めの手続きや相談が重要

売れない家買取センターは、相続のご相談も無料で受け付けています。
「今すぐどうこうじゃないけど…」という方でも大歓迎です。相談するだけでも、きっとヒントになるはずですよ。

関連用語の紹介

「相続放棄」とは?

相続放棄は、遺産をもらう権利をあきらめることです。

遺産には借金も含まれることがあり、借金を負いたくない場合に使います。
亡くなった人がいることを知ってから3ヶ月以内に家庭裁判所に申し出る必要があります。これをすると、遺産も借金も一切もらいませんと言うことになります。

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幸長 信宏