住宅ローンの「変動金利」と「固定金利」、どっちを選べばいい? 

2025/05/24 18:46 - By 幸長 信宏

売れない家買取センターの幸長です。
日々いろんな方の住宅ローンや家の売却相談を受けていますが、「金利の仕組みがよくわからない」という声は本当に多いです。

この記事では、よくある疑問を整理しながら、「変動金利」と「固定金利」の違いや選び方について、できるだけわかりやすくまとめてみました。
住宅ローンを検討中の方も、売却を考えている方も、参考になれば幸いです。

まずは基本の確認:「変動金利」と「固定金利」の違い

固定金利とは?  

契約したときの金利がずっと変わらないタイプのローンです。

  • たとえば35年ローンなら、返済が終わるまでずっと同じ金利

  • 将来、世の中の金利が上がっても、自分の金利はそのまま

  • 一方で、借入時の金利は、変動金利に比べると高め

「支払いがずっと一定」という安心感を重視したい方におすすめ

変動金利とは?  

半年ごとに金利が見直される可能性がある、金利が変動するタイプのローンです。

  • 借入時の金利は固定金利に比べると低め

  • 金利が下がれば返済額が軽くなることも

  • ただし、金利が上がると将来的に返済額が増える可能性もあります

少しでも総返済額を抑えたい」という方には魅力的な選択肢です。

実際どっちが多い?世間の選び方

最近は、変動金利を選ぶ人が約7〜8割。

理由はやはり「低金利で始められる」からです。

ただ、これは「今の金利が低い」ことを前提とした話。
将来の金利動向に不安がある方や、安定した返済計画を立てたい方にとっては、固定金利のほうが合っていることもあります。

金利タイプ別の特徴を表でまとめると…

 特徴 固定金利 変動金利
 金利スタート時はやや高めスタート時は非常に低め
支払額の安定性
高い(ずっと一定)将来変動の可能性あり
リスク金利上昇リスクなし
金利上昇の影響を受ける
向いている人
家計の収支を長期的に安定管理させたい人
リスクを取っても現在の低金利メリットを活かしたい人

選ぶときのポイントは?

私自身も日頃から感じていることですが、「どちらが正解か」は人によって違います。大切なのは、“金利”だけで判断しないこと。

たとえばこんな視点も大事です。

  • 今後の収入や支出の見通しは?

  • 教育費や車の買い替えなど、将来的な出費がどれくらいある?

  • 金利が上がった場合、どれくらいの返済増額なら耐えられる?


売却や住み替えの相談を受けていても、「金利の選び方を間違えて生活が苦しくなった」という話、実際に耳にします。
住宅ローンは、契約したら終わりではなく、これから長く付き合っていくもの自分にとって無理のないプランを選ぶことが何より大切です。

まとめ:変動?固定?迷ったらどうする?

  • 目先の低金利に惹かれるなら → 変動金利
  • 将来の安心感を重視するなら → 固定金利
  • 迷ったら → まずはシミュレーションと相談

住宅ローンの選び方ひとつで、将来の暮らしが大きく変わることもあります。私たちも日々、そういったリアルな現場に立ち会っています。

売却・買い替えを考える方も、まずはローンの仕組みをきちんと理解しておくと、あとあと慌てずに済みますよ。

売れない家買取センターでは、住宅ローンのご相談にも対応しています。
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