家を売却する前に骨董品・残置物はどうする?処分・買取・整理のやり方・選び方ガイド

2025/08/30 17:08 - By 売れない家買取センター管理人

「実家を売りたいけど、古い家具や骨董品、昔の荷物が山ほど残っている…」
「残置物があるままじゃ売れないの?」

そんなお悩みを抱えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

家を売却する前には、室内に残った物の扱い――いわゆる“残置物”の整理・処分・買取が避けて通れないポイントです。
特に価値のある可能性がある骨董品や古道具は、処分前にしっかり見極めることで大切な品の価値を正しく評価し、納得のいくかたちで整理できます。

この記事では、押さえておくべき「骨董品や残置物の整理・処分やり方・選び方」をわかりやすく解説します。

売却前に残置物を片付けるべき理由とは?

残置物(ざんちぶつ)とは、家の中に残された家具や家電、衣類、雑貨などの「その家に住んでいた人の私物」のことです。
家を売却する際、残置物が残っていると以下のようなトラブルの原因になります。

  • 購入者側にとっては「不要なもの」と感じ、イメージが悪い

  • 建物の劣化やニオイの原因になる

  • 残置物の処分費用がかかってしまう

  • 内見時の印象が悪くなるり、売れにくくなる

特に築年数の古い家や実家などでは、長年使われていない物がそのまま残っていることが多く、購入希望者がいたとしてもなかなか話が進まなかったりします。

残置物の代表例|よくあるモノと骨董品の見分け方

よくある残置物の例

  • 古いタンスや食器棚

  • 使っていない家電製品(テレビ・冷蔵庫など)

  • 衣類や布団、書籍

  • 神棚や仏壇、人形など処分が難しいもの

骨董品や価値あるモノの可能性も

以下のようなものは、買取や査定対象になることもあります。

  • 掛け軸・茶道具・壺・古い置時計

  • 刀剣・武具・印籠・煙管(きせる)

  • 明治〜昭和初期の美術品や家具

  • 古いカメラやブランド食器

「汚いからゴミだろう」と自己判断せず、念のため査定してもらうのがおすすめです。

残置物の処分・整理方法4選|メリットとデメリット

方法①:自分たちで片付ける(自治体の粗大ごみに出すなど)

メリット: 費用が安く済む
デメリット: 時間・労力がかかる、重労働になることも

方法②:不用品回収業者に依頼する

メリット: まとめて回収してくれるので手間が少ない
デメリット: 業者によって料金に差がある(相場:数万円~十数万円)

方法③:遺品整理・生前整理の専門業者に依頼

メリット: 丁寧な対応・仕分け、買取可能なものは引き取ってくれる
デメリット: 作業費用はやや高め(数十万円になるケースも)

方法④:不動産会社や買取業者に“残置物込み”で相談する

メリット: 片付け不要で売却できることもある
デメリット: 売却価格に影響が出る可能性あり

骨董品は「捨てる前に査定」が鉄則!高く売れる可能性も

家の中に眠る古いモノが、思わぬ価値を持っていることもあります。

査定前に確認したいポイント

  • 明治〜昭和初期の美術品・民芸品かどうか

  • ブランド食器・ガラス工芸かどうか

  • 作家のサインや落款(らっかん)があるかどうか

※「落款(らっかん)」とは、書や絵画などの作品に作者が押す署名や印章のことです。

骨董品の買取方法  

  • 骨董専門の買取業者に出張査定を依頼する

  • ネットで写真を送るだけの簡易査定をする

  • 「遺品整理+骨董買取」両方対応の業者を利用する

残置物ごと家を売却できる方法はある?そのまま売れるケースも 

「片付ける時間も体力もない…」という場合、そのままの状態で買い取ってくれる不動産会社に家を売却するという選択肢もあります。

残置物があるまま売却できるケース 

  • 買取再販を前提とした不動産会社へ相談する

  • 古家付き土地としての売却する

  • 家の解体込みで売却する

このような場合、「現状有姿(げんじょうゆうし)」での契約が可能になることも。
ただし、価格はある程度下がる傾向にあるため、「早く手放したい」「片付けが難しい」方に向いている方法です。
※「現状有姿(げんじょうゆうし)」とは、今あるそのままの状態で売買や引き渡しを行うことを言います。
まとめ|家の売却の妨げになる前に、早めの整理と相談をしよう!

家を売却する前に残置物や骨董品をどう扱うかは、売却の成功を左右する大切なポイントになります。
思い出や歴史が詰まった家だからこそ、焦らず丁寧に整理していきたいですよね。

「どこから手をつけたらいいかわからない…」

そんな方は、骨董品の査定・残置物の片付け・不動産売却までワンストップで相談できる専門家に相談するのがおすすめです。
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