「実家を売りたいけど、古い家具や骨董品、昔の荷物が山ほど残っている…」
「残置物があるままじゃ売れないの?」
そんなお悩みを抱えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
家を売却する前には、室内に残った物の扱い――いわゆる“残置物”の整理・処分・買取が避けて通れないポイントです。
特に価値のある可能性がある骨董品や古道具は、処分前にしっかり見極めることで大切な品の価値を正しく評価し、納得のいくかたちで整理できます。
売却前に残置物を片付けるべき理由とは?
残置物(ざんちぶつ)とは、家の中に残された家具や家電、衣類、雑貨などの「その家に住んでいた人の私物」のことです。
家を売却する際、残置物が残っていると以下のようなトラブルの原因になります。
購入者側にとっては「不要なもの」と感じ、イメージが悪い
建物の劣化やニオイの原因になる
残置物の処分費用がかかってしまう
内見時の印象が悪くなるり、売れにくくなる

残置物の代表例|よくあるモノと骨董品の見分け方
古いタンスや食器棚
使っていない家電製品(テレビ・冷蔵庫など)
衣類や布団、書籍
神棚や仏壇、人形など処分が難しいもの

以下のようなものは、買取や査定対象になることもあります。
掛け軸・茶道具・壺・古い置時計
刀剣・武具・印籠・煙管(きせる)
明治〜昭和初期の美術品や家具
古いカメラやブランド食器

残置物の処分・整理方法4選|メリットとデメリット
メリット: 費用が安く済む
デメリット: 時間・労力がかかる、重労働になることも

メリット: まとめて回収してくれるので手間が少ない
デメリット: 業者によって料金に差がある(相場:数万円~十数万円)
メリット: 丁寧な対応・仕分け、買取可能なものは引き取ってくれる
デメリット: 作業費用はやや高め(数十万円になるケースも)

メリット: 片付け不要で売却できることもある
デメリット: 売却価格に影響が出る可能性あり
骨董品は「捨てる前に査定」が鉄則!高く売れる可能性も
明治〜昭和初期の美術品・民芸品かどうか
ブランド食器・ガラス工芸かどうか
作家のサインや落款(らっかん)があるかどうか

骨董専門の買取業者に出張査定を依頼する
ネットで写真を送るだけの簡易査定をする
「遺品整理+骨董買取」両方対応の業者を利用する

残置物ごと家を売却できる方法はある?そのまま売れるケースも !
「片付ける時間も体力もない…」という場合、そのままの状態で買い取ってくれる不動産会社に家を売却するという選択肢もあります。
買取再販を前提とした不動産会社へ相談する
古家付き土地としての売却する
家の解体込みで売却する
ただし、価格はある程度下がる傾向にあるため、「早く手放したい」「片付けが難しい」方に向いている方法です。

家を売却する前に残置物や骨董品をどう扱うかは、売却の成功を左右する大切なポイントになります。
思い出や歴史が詰まった家だからこそ、焦らず丁寧に整理していきたいですよね。
そんな方は、骨董品の査定・残置物の片付け・不動産売却までワンストップで相談できる専門家に相談するのがおすすめです。