「売れない家買取センター」、宅建士の黒山です。
実際にあった話をご紹介しながら、同じような状況でお困りの方のヒントになればと思い、ブログにまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
家主の死とゴミ屋敷の発覚 ──
始まった不動産の苦悩
売れない家買取センターのスタッフに最初に連絡があったのは、不動産関係者からでした。
「ちょっと困った物件があってね…」という言葉のあと、語られたのは一軒の戸建て住宅にまつわる話でした。
その物件の家主は、既に亡くなっている80代の男性。生前は、姫路市内で静かに一人暮らしをしていたそうです。
ですが ──
「家の中はゴミでいっぱいで…足の踏み場もないみたいなんだ…」
そう、その物件は“ゴミ屋敷”だったのです。
住宅ローンは生前から滞っており、銀行からの「差し押さえ通知」が届いていたそうです。
実際に現地へ行ってみることにした売れない家買取センターのスタッフ。
家の外観は一見すると普通の戸建住宅。
しかし玄関の扉の向こうには、長年の孤独と無数の生活ゴミが積み上げられた、壮絶な現実が待っていました。
※写真はイメージです。
息子たちの決断 ——
「相続放棄」という選択
亡くなった80代の男性には、2人の息子さんがいました。
ですが、父親(80代の男性)の訃報を受け取ったとき、2人の息子さんはひどく戸惑ったとのこと…
「残されたのは、あのゴミ屋敷とローンの残債…」「正直、自分たちじゃ手に負えないし、もう関わりたくない…」
悩みに悩んだ末、息子さんたちは“相続放棄”という選択を選ばれました。
それは決して冷たい判断ではなく、あまりにも現実的な理由に基づいたものでした。
数百万円残った住宅ローン
足の踏み場もないほどの室内の散らかりよう
活用するあてもない空き家
「ごめん…父さん」
そんな言葉が、息子さんたちの心の中でつぶやかれたかもしれないと思うと、少し切ない気持ちになりました…
その家を買い取ったのは ——
「売れない家買取センター」
銀行側も「差し押さえて終わり」とはいかず、買い手を探していたのです。
初めて現地を訪れたスタッフの第一声は、
「これは…なかなか手強いですね」という言葉でした。
腐敗した食品トレー、古びた新聞、衣類、生活用品…
ですが、私たちはその中に希望を見出しました。
家の構造自体はまだしっかりしている
立地も決して悪くはない

※写真はイメージです。
想像以上の“大仕事” ──
清掃・分別の果てに見えたもの
ゴミ屋敷の片付けは、一筋縄ではいきませんでした。
生活ごみ、不用品、そして仕分け作業に追われる日々。
信頼できる専門業者とタッグを組み、何日もかけて片付けをしました。
もちろん、清掃や処分の費用はすべて当社が負担させていただきました。

※写真はイメージです。
その先の未来 ──
この家は、まだ終わっていない
買い取ったこの物件を、どう活用するかは現在検討中です。
築20年あまりの戸建で、構造はまだ健全な状態。
リフォームして新たに売るか、
いっそ建て替えて新しい住宅用地として生まれ変わらせるか──
今はまだ未定ですが、一つだけ確かなことがあります。
「どんなに困難な家でも、解決の道はある」ということです。
家族にも、銀行にも、地域にも見放されかけていたこの物件は、今、新たな可能性を手に入れようとしています。

※写真はイメージです。
「この家はもう無理だ」
と思っている方へ。
どうか、一人で悩まずに私たちにご相談ください。
“売れない家”なんて、本当はひとつもありません。
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