登記簿どおりの売却が落とし穴になるかも
「売れない家買取センター」の宅地建物取引士、黒山です。
「不動産を売ろうかな?」と思ったとき、まず気になるのが “どれくらいで売れるのか”ということ。その金額、実は“土地の面積”で決まることが多いんです。でも…その面積、本当に正しいと思いますか?
今回は、不動産売買の方法のひとつ「公簿売買」について、分かりやすく解説していきます。公簿売買とは

公簿売買のメリット・デメリット
公簿売買とは、登記簿に書かれている面積に基づいて価格を決める売買方法のことです。たとえば、「100㎡って書いてあるから、100㎡分の金額で売りましょう」という感じです。でも実際には、測ってみたら90㎡しかなかった…なんてこともあります。
公簿売買と実測売買の違い
土地の売買方法として、公簿売買と実測売買があります。不動産を売買するとき、土地の面積はとても大事なポイントです。大切な不動産だからこそ、ご自身に合った売却方法を選ぶことが重要です。
公簿売買と実測売買の比較表
項目 | 公簿売買 | 実測売買 |
---|---|---|
面積 | 登記簿どおり | 測量して正確に確認 |
スピード | 早い | 時間がかかる |
費用 | 測量費が不要 | 測量費が必要 |
トラブルリスク | 高い(境界など) | 低い(境界確認済) |
向いてるケース | 相続物件やスピード重視の売却 | 正確さ・安全重視の取引 |
実際にあったトラブル

登記簿上では「土地の面積100㎡」と記載されていたため、売買もその面積をもとに契約。ところが、購入した人が購入後に測量を依頼したところ、実際の面積はわずか「90㎡」しかないことが判明しました…。
「え?10㎡も違うってどういうこと!?」と、当然ながら購入者は大ショック。
土地の価格に直すと、数十万円〜百万円単位の損失になることもあります。
費用を抑えて早く売りたい場合は公簿売買も可能ですが、境界線の状況を把握したうえで、トラブル防止や将来的な安心を重視するなら、少し費用をかけてでも、実測売買をおすすめします。
不動産の売却は、決して誰もが経験するものではないことです。だからこそ「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないように、事前にプロに相談するのが安心材料になってきます
気になることがあれば、ぜひ売れない家買取センターに、お気軽にご相談ください。「売却する時に、取引形態の違いがあるなんて知らなかった!」という人も、ぜひこの機会に今一度確認していただきまして、大切な不動産だからこそ、ご自身に合った売却方法を考えてみてください。
「まずは一歩踏み出してみませんか? 」
公簿売買か実測売買も後で必要になることですが、
まずは「売るかどうか」から考えることが大切です。
土地の価値を知ることで、次の選択肢も見えてきます。
「今の価格、ちょっと気になるかも…」という方も
まずはお気軽に査定してみてくださいね😊