長屋【ながや】とは?|特徴やアパートとの違い、売却しにくい理由を解説

2025/12/13 13:25 - By 売れない家買取センター管理人

近年、姫路市や西播磨エリアの空き家には「昔ながらの長屋(ながや)」が多く見られます。長屋は隣家と建物がつながる構造のため、解体・建替え・売却しにくい住宅と感じている方が少なくありません。今回は、長屋とは何か、特徴やアパートとの違い、長屋が売却しにくい理由などをわかりやすく解説します。

長屋【ながや】とは?

長屋とは、建物が横に連続して建ち、隣家と壁を共有する住宅のことです。1戸ごとは独立していますが、構造的には隣とつながっている連棟住宅が長屋の特徴です。アパートのように「一人の家主が建物全体を所有して貸す」形ではなく、各戸ごとに所有者がいるケースが基本となります。

代表的な長屋の特徴

  • 建物同士が壁を共有して連続している

  • 1戸ずつに玄関があり、戸建てに近い

  • 木造で築年数の古い建物が多い

  • 法律上は現代の「テラスハウス」も長屋に分類される

長屋とアパートの違い

「似ているようで全然違う」のが長屋とアパート。特に、長屋は、売却しにくい構造になっています。

構造の違い

長屋:昭和中期に建てられた築40〜60年の建物が多く老朽化が目立つ
アパート:比較的新しい物件が多い

暮らし方の違い

長屋:壁は共有しつつも専用玄関があり、戸建てに近い独立性がある住宅
アパート:1つの建物を複数人で使う共同住宅で、階段などの共用部分がある

所有の違い

長屋:1戸単位で所有できることが多く、戸建てに近い扱い
アパート:建物全体をオーナーが所有し、その中の一室を貸し出す形が一般的

築年数の違い

長屋:昭和中期に建てられた築40〜60年の建物が多く老朽化が目立つ
アパート:比較的新しい物件が多い

長屋が売却しにくい理由

長屋は特徴的なメリットがある一方で、“売却しにくい”と言われています。項目ごとに売却しにくい具体的な理由を紹介します。

 構造上のリスク

  • 壁の共有で切り離しが難しい

  • 1戸の解体は解体費が高くなりやすい

  • 密接しているため火災延焼リスクがある

法律的リスク

  • 接道義務を満たさない場合がある

  • 再建築不可の可能性がある

老朽化リスク

  • 修繕費が高い

  • 火災保険が高くなる

生活上のリスク

  • 音・振動が伝わりやすい

  • 路地が狭い生活の利便性が低い

長屋の特徴的なメリットも紹介

  • 土地や建物がコンパクトで購入価格や家賃が手頃

  • 専用玄関で独立性が高い

  • 連棟構造で細い路地や変形地でも建てやすい

  • 「特殊建築物」でないため建築規制が少なめ

  • 共有部分がなく管理費がかからない

  • 古い木造家屋ならではのレトロ感がある

長屋のまとめ

長屋は、隣家と壁を共有する“連棟住宅”で、専用玄関がある独立性の高い住まいです。アパートのような共同住宅とは構造も暮らし方も異なり、戸建てに近いメリットがある一方、老朽化や建替えの難しさ、再建築不可の可能性など注意点もあります。特徴を正しく理解することで、長屋の活用方法や今後の選択肢を判断しやすくなります。

長屋の売却もご相談ください

売れない家買取センターでは、通常の不動産会社では扱いにくい長屋でも、買取が可能なケースがあります。

  • 築40年以上の長屋

  • 傾き・雨漏り・シロアリ被害

  • 再建築不可

  • 空き家で放置している長屋

などの状態でもご相談いただけます。

査定は無料・最短即日対応! 

「この長屋どうしたらいい?」という段階でも大歓迎です。  ぜひお気軽にご相談ください。

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