
親の家や土地のこと、そろそろ聞いておいた方がいい気がする。
でも、いきなり「相続はどうするの?」「実家は将来売るの?」など、少し重たく感じられる話は切り出しにくい場合もありますよね。そうした話を少しやわらかく始める方法のひとつに、エンディングノートがあります。
エンディングノートと聞くと、「何それ?」と思う方もいれば、少し堅く感じたり、自分たちにはまだ早いと思ったりする方もいるかもしれません。
この記事では、エンディングノートの基本と、親の家や土地のことを家族で自然に話すために、どんなことを聞いておけばよいかを解説します。
姫路市周辺に親の実家や土地があり、将来の相続・空き家管理・固定資産税の負担などが気になり始めた方は、家族で話す前の整理として参考にしてください。
エンディングノートとは?
家族が困らないためのノート

エンディングノートとは、親御さんが家族に伝えておきたい希望や、大切な情報を分かるように残しておくためのノートです。「終活」という言葉と一緒に使われることもありますが、必ずしも難しいことを書く必要はありません。家族が後で困らないように、必要な情報をメモしておくものと考えると分かりやすいです。
エンディングノートは、書店や文具店、インターネット通販などで購入できます。姫路市でも、空き家対策の一環として「あなたとマイホームのためのエンディングノート」が紹介されています。市販のものに限らず、自治体や金融機関、葬儀会社、保険会社などが配布しているものを活用する方法もあります。ただし、必ず市販のエンディングノートを使わなければならないわけではありません。普通のノートやメモ帳、パソコンで作った表でもかまいません。
エンディングノートで相続準備
親の家や土地、どう聞く?
親の家や土地のことを聞くときに難しいのは、話の目的が誤解されやすいことです。いきなり「実家は将来どうするの?」「土地は売るの?」と聞くと、親御さんによっては、財産をあてにされているように感じたり、家を手放す話をされているように受け取ったりする場合があります。
その点、エンディングノートを使うと、話の入口を少しやわらかくできます。「家族が後で困らないように、必要な情報を残しておこう」という形で話しやすくなるからです。たとえば、姫路にある実家や土地の話も、いきなり売却や相続の話として聞くのではなく、エンディングノートに書く項目のひとつとして確認できます。
・「エンディングノートに、家や土地のことを書く欄があるみたい。固定資産税の通知書ってどこに置いてある?」
・「何かあったときに慌てないように、実家や土地のこともメモしておけたら安心やと思って」
・「売るとか残すとかを今決めたいわけじゃなくて、家族が後で確認できるようにしておきたい」
・「通帳や保険と同じように、家や土地の書類の場所だけでも分かるようにしておきたい」
このように、「自分も分からないから、一緒に確認させてほしい」という感じで伝えると、情報整理の話として受け取ってもらいやすくなる場合があります。エンディングノートを使う良さは、結論を急がなくてよいところです。
親に相続や実家の話をする前に、まずは基本を知っておきたい方へ。
2026年8月22日(土)、イーグレひめじにて相続セミナーを開催します。
今回の相続セミナーでは、姫路市周辺にある実家・土地・名義・固定資産税通知書・空き家管理など、家族で話し合う前に確認しておきたい内容を整理できます。
「親に何を聞けばいいか分からない」
「兄弟姉妹で話す前に、基本を知っておきたい」
「売却するかどうかは決めていないが、実家や土地のことが気になっている」
エンディングノートの項目
親の家や土地について
エンディングノートには、医療や介護、葬儀の希望を書く欄があるものも多いですが、親の家や土地が気になっている場合は、不動産に関する情報も確認しておくと安心です。すべてを一度に聞く必要はありませんが、家族が後で確認しやすくなる項目から、少しずつ聞いてみましょう。
まず確認しておきたいのは、親御さんが所有している家や土地の場所です。実家の住所は分かっていても、田んぼ、畑、山林、倉庫、駐車場、使っていない土地までは、子ども世代が把握していないことがあります。
次に確認しておきたいのが、実家や土地の名義です。家や土地は、親御さん本人の名義とは限りません。祖父母の名義のままになっていたり、兄弟姉妹との共有名義になっていたりする場合もあります。
実家や土地の確認で手がかりになるのが、固定資産税通知書です。固定資産税通知書を見ると、家や土地の所在、地番、課税されている不動産の情報を確認できる場合があります。あわせて、次のような書類の場所も聞いておくと安心です。
・固定資産税通知書
・権利証・登記識別情報
・土地や建物に関する契約書
・測量図や境界に関する書類
・火災保険などの保険書類
「全部見せて」と言うと重く感じられる場合もあるため、まずは「どこに保管しているかだけ教えてほしい」と聞くと話しやすいです。
実家については、親御さんの気持ちも大切です。子ども世代から見ると「誰も住まないなら空き家になるのでは」と心配でも、親御さんは「できれば残したい」と思っているかもしれません。この時点で、売る・残す・貸す・解体するなどの結論を出す必要はありませんので、まずは希望として聞いておくくらいで十分です。
すでに相談している専門家や窓口があれば、家族にも分かるようにしておきましょう。たとえば、次のような連絡先です。
・司法書士
・税理士
・弁護士
・不動産会社
・保険担当者
・金融機関
・近隣の方
・自治会や町内会
・管理会社
相続や空き家の管理が必要になったとき、家族が一から連絡先を探すのは大変です。「何かあったとき、誰に聞けばいいか」を残しておくだけでも、家族の負担を減らしやすくなります。
相続や実家のことを話し合うときには、家族や親族との連絡も必要になる場合があります。兄弟姉妹、親族、近隣の方など、普段あまり連絡を取っていない人がいる場合は、連絡先を確認しておくと安心です。
※相続登記、税金、遺言書、農地の売却・転用などは、個別の状況によって必要な手続きや判断が変わります。詳しくは司法書士・税理士・弁護士・農業委員会などの専門機関へ確認することをおすすめします。
エンディングノートで情報整理
姫路で相続セミナーを検討している方へ
親の家や土地のことは、気になっていてもなかなか聞きにくいものです。
だからこそ、まずは「家族が後で困らないためのメモ」として、エンディングノートを使ってみるのもひとつの方法です。実家の所在地、土地の名義、固定資産税通知書の場所、田んぼや畑の有無、今後の希望。こうした情報を少しずつ共有しておくだけでも、将来の家族の負担は軽くなります。
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「セミナーに参加する前に少し確認したい」「実家や土地のことも相談できるか知りたい」という方は、お電話でもお問い合わせいただけます。
姫路市周辺では、親の実家だけでなく、田んぼ・畑・倉庫・使っていない土地が相続の話し合いに関係することもあります。エンディングノートで情報を整理したうえで、必要に応じて空き家管理や実家の片付け、相続不動産の相談先も確認しておくと安心です。