
姫路では、山や緑に囲まれた景色が広がります。
自然が身近にあるのは姫路の魅力のひとつですが、その一方で、親や祖父母が所有している山林について「いずれ自分が相続することになるのでは」「場所もよく分からない山を、私が管理できるのだろうか」と、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親が持っている詳細不明の山林
ご両親と一緒に姫路で暮らしているものの、山林は現在も親御さまの名義。今すぐ相続が発生しているわけではありませんが、将来的に自分が所有する可能性を考え「親が元気で、話し合えるうちに何とかしておきたい」と、ご相談いただきました。
相談者さまが、親御さまの山林について詳しく知ったのは、実家の書類を整理していたときのことでした。固定資産税に関する書類の中に、山林として記載された土地があり、以前から存在自体は聞いていたものの、正確な場所や広さ、現在の状態までは把握されていなかったそうです。
親御さまに聞いてみると、昔、親族から引き継いだ土地とのこと。長年、特に利用することもなく、現地へ行く機会もほとんどありませんでした。相談者さまは、現在50代。ご自身の生活や仕事もあり、これから先、山林を定期的に確認したり、草木を管理したりすることは難しいと感じていました。

「親の土地なので、私が勝手に売ることはできないと思っています。でも、いずれ相続することになったら、私が何とかしないといけませんよね…。今なら親とも話ができますし、何かできるうちに手放しておきたいのですが、どこから始めればいいのか分かりません。」
山林を相続する前に考えること
親御さまが所有している山林について、「まだ親が元気だから、今すぐ考えなくても大丈夫」と思われるかもしれません。
しかし、山林の場合は、相続してから初めて詳しい状況を調べようとすると、思った以上に時間や手間がかかることがあります。例えば、
・山林の正確な場所が分からない
・境界がはっきりしていない
・隣接する土地の所有者が分からない
といった問題です。また、親御さまの判断能力や体調の状態によっては、売却の意思確認や契約手続きを進めることが難しくなる場合もあります。
親名義の山林でも売却できる
今回のケースでは、山林の所有者は相談者さまではなく、親御さまでした。そのため、まずは親御さまにも現在の状況や今後の希望を確認する必要がありました。
相談者さまから親御さまへお話しいただいたところ、「自分たちも山を使う予定はない」「子どもに管理の負担を残したくない」というお気持ちを持っていることが分かりました。
そこで、親御さまの同意を得たうえで、登記情報や固定資産税の書類を確認し、山林の場所や権利関係を調査しました。
山林は、一般的な住宅地とは異なり、住所だけでは場所を特定しにくいことがあります。現地まで車で入れるのか、道路に接しているのか、土地の傾斜はどの程度なのか、周辺がどのように利用されているのかなど、実際に確認しなければ分からないことも少なくありません。
今回の山林も、長い間ほとんど利用されておらず、現地の状況が分からない状態でした。それでも、書類上の情報だけで「売れない山」と決めつけるのではなく、現地調査を行い、周辺環境や利用の可能性を含めて検討いたしました。

山林の場所や広さ、現在の状態が詳しく分からない場合でも、まずはご相談ください。
まだ売却を決めていない段階でも、売却できる可能性があるのか、どのような確認や手続きが必要なのかをご案内できます。
面積や地目のみで判断できない山林
山林というだけで、「値段がつかないのでは」「誰も欲しがらないのでは」と考えてしまうかもしれません。
しかし、山林の状況は一つひとつ異なります。道路からの入りやすさや土地の形状、傾斜、周辺の土地利用、近隣との位置関係などによって、評価できる可能性があります。
今回の山林についても、住宅を建てるための一般的な宅地として考えると、難しい条件がありました。一方で、周辺の状況や土地の特性を確認することで、山林として引き受け、今後の活用方法を検討できると判断しました。

相続前の山林について相談
今回のご相談では、親御さまが所有者であるうちに話し合いを進められたことが、大きなポイントでした。親御さまご本人の意思を確認しながら手続きを進められたため、ご家族の間でも認識を合わせることができ良かったと思います。
相談者さまからは、「山があることは知っていましたが、ずっと見ないようにしていたのかもしれません。自分が相続してから困るのではなく、親と相談できるうちに動けて安心しました。」というお言葉をいただきました。
まだ相続していない山林について相談することに、戸惑いを感じる方もいらっしゃいます。しかし、親名義の山林だからこそ、親御さまが元気なうちに状況を確認しておく意味があります。
親名義の山林でも相談できる
不動産を売却できるのは、原則として所有者ご本人です。そのため、子どもだけの判断で、親名義の山林を勝手に売却することはできません。
一方で、売却を決める前の段階からご相談いただくことは可能です。「親にどのように話せばよいのか」「そもそも売却できる山林なのか」「家族で何を確認しておけばよいのか」といったお悩みもご相談いただけます。
親御さまと一緒に相談していただくこともできますし、まずはご家族だけで、手続きの流れを確認していただくこともできます。
\ 親名義の山林を相続する前に整理できる可能性があります /
売却を決めていない段階でも大丈夫です。姫路市内にある山林の場所や現状、所有者さまのお考えを確認しながら、今後どのような選択肢があるのかを一緒に整理します。
相続してから困るのではなく、ご家族で話し合える今のうちに。姫路の山林について、将来の不安を一つずつ整理していきませんか。