先日更新した『隣の家の木、勝手に切っていい!?』の記事でも少し触れた、登記簿(登記事項証明書)について、もう少し詳しく知っていただけたらと思い、このブログを書きました。
「隣の家の所有者を知りたい」「空き家の持ち主を調べたい」そんなときに役立つのが、不動産の登記簿(登記事項証明書)です。
第三者の登記簿は取得できる?
結論からいうと、不動産の登記簿は、自分が所有している不動産でなくても取得することができます。
「他人の登記簿なのに勝手に取っていいの?」と思うかもしれませんが、不動産の登記情報は公開されている情報のため、法務局やオンラインでどなたでも取得することができます。
一般的な登記事項証明書の取得であれば、所有者本人の許可や委任状は不要です。

登記簿とは?
登記簿(登記事項証明書)とは、不動産の所在地や面積、所有者、抵当権などの情報を法務局が記録している帳簿のことです。登記簿を見ると、その土地や建物が誰のものなのか、どんな権利が設定されているのかを確認することができます。
第三者の登記簿を取得するために必要な情報
第三者の登記簿を取得するには、その不動産を特定するための情報が必要です。土地の場合は「地番」、建物の場合は「家屋番号」が必要になることが多いです。
ここで注意したいのが、住所と地番は一致しない場合があるという点です。
第三者の地番や家屋番号の調べ方
地番や家屋番号は、以下の方法で調べることができます。
第三者の登記簿を取得する方法と費用
他人の登記簿は、主に以下の3つの方法で取得できます。
※2026年4月時点の情報です。
| 取得方法 | 手数料 |
|---|---|
| 窓口請求 | 600円/通 |
| オンライン請求+窓口受取 | 490円/通 |
| オンライン請求+郵送 | 520円/通 |
| 書面請求(郵送) | 600円/通+返信用送料 |
※2026年4月時点では、窓口請求は600円、オンライン請求は490円〜520円程度となっています。なお、手数料は改定されることがあるため、最新情報は法務局のホームページで確認するようにしましょう。
第三者の登記簿を取得するとわかる情報
登記簿を見ると、主に以下のような内容がわかります。
土地や建物の所在地
面積
所有者の氏名
所有者の住所
いつ所有権を取得したか
売買や相続などの履歴
抵当権が設定されているかどうか
共有名義かどうか(持分割合)

例えば、空き家の持ち主を知りたい場合や、隣地の所有者を調べたい場合、相続した実家の名義を確認したい場合などにも役立ちます。
登記簿を見るときの注意点
登記簿を見るときは、いくつか注意したい点があります。
第三者の登記簿を取得|まとめ
第三者の登記簿は、本人でなくても取得することができます。
ただ、登記簿に記載されている情報が最新とは限らない場合もあるため、正確な情報かどうかも調べる必要がある場合もあります。その場合は、必要に応じて専門家に相談しながら活用することで、トラブル回避にもつながります。
隣の空き家の所有者を調べたいときや、越境した木について連絡したいとき、相続した実家の状況を整理したいときなどにも役立ちます。
まずは対象の不動産の所在地を確認し、必要に応じて地番や家屋番号を調べたうえで、登記簿を取得してみましょう。