
お盆や長期休みに実家へ帰るたび、物が増えている。親に片付けを勧めても、「まだ使える」「勝手に捨てないで」と言われ、話が進まない。
そんな状況を見て、「将来、自分たちが全部片付けることになるのだろうか」と不安になる方もいるでしょう。
どこからがゴミ屋敷?5段階で確認
ゴミ屋敷には、全国一律の明確な判断基準はありません。実家の状態を確認する目安として、次の5段階で見てみましょう。※以下は、公的な認定基準ではなく、実家の生活・衛生・安全の状態を確認するための目安です。
物が増えている
生活スペースが狭くなる
通路や水回りが使いにくい
悪臭・害虫・カビが発生する
屋外や近隣へ影響する
物が多いだけで、直ちにゴミ屋敷とはいえません。ただし、レベルが上がるほど家族だけでの対応が難しくなるため、無理に片付けず、専門業者や自治体などへの相談も検討しましょう。
ゴミ屋敷になると困ること
物が多い状態が続き、生活や管理に支障が出ると、将来、家族の負担が大きくなることがあります。具体的に、どのような負担が生じやすいのかを見ていきましょう。
親の施設入居や入院、相続などをきっかけに、残された家族が片付けを担うケースがあります。家具、衣類、家電、生活用品の処分には時間と体力が必要です。遠方に住んでいる場合は、何度も実家へ通う負担も増えます。
通帳、印鑑、保険証券、不動産関係の書類などが、紙類や荷物に紛れてしまうことがあります。必要なときに見つからず、相続や各種手続きが進めにくくなることもあります。
物が多いと掃除が行き届きにくく、ほこりやカビがたまりやすくなります。床や壁が荷物で隠れていると、雨漏り、水漏れ、シロアリ、床の傷みなどの発見が遅れることもあります。
生ごみや不要品が残っていると、悪臭や害虫が発生することがあります。屋外まで物があふれている場合は、近隣から心配されたり、苦情につながったりする可能性もあります。
すべてを今すぐに行う必要はありませんが、まずは重要書類の場所を確認する、通路を確保する、将来のことを家族で話すなど、できる範囲から始めることが大切です。
親が「全部必要」「勝手に捨てないで」と話しているときに、家族が一方的に処分を進めると、関係が悪化することがあります。最初から家全体を片付けようとせず、次のような小さな確認から始めてみるといいかもしれません。
転倒しないよう、玄関や廊下の通路だけ確保する
通帳や不動産書類の保管場所を聞く
ストーブや配線の周囲だけ安全を確認する
「捨てる物」ではなく「残したい物」を聞く
兄弟で将来の役割を簡単に話しておく

「片付けてほしい」と伝えるより、「転ばないように通路だけ空けたい」「大切な書類の場所を教えてほしい」と目的を限定した方が、話しやすい場合があります。また、親が所有している物を、本人の同意なく処分することは避けましょう。
ゴミ屋敷になってしまったら?
| 選択肢 | 向いている状況 |
|---|---|
| 家族で少しずつ片付ける | 親が住んでおり、時間に余裕がある |
| 大切な物だけ先に確認する | 全体の片付けに同意が得られない |
| 専門業者へ相談する | 家族だけでは作業が難しい |
| 空き家として管理する | すぐに売却せず、今後を考えたい |
| 荷物がある状態で相談する | 片付け前に売却や査定の可能性を知りたい |
家に残された家具、家電、生活用品は「残置物」と呼ばれます。残置物がある状態でも、査定や相談ができる場合があります。どこまで残せるか、処分費用を誰が負担するかは、物件の状態や契約条件によって異なります。
姫路市・たつの市・西播磨に物が多い実家があり、今後どうしたらいいか、片付けるか、残すか、売却するか迷っている方は、まず現在の状況と選択肢を整理してみましょう。売却を決めていない段階や、室内に荷物が残っている状態でもご相談いただけます。
物が多い実家について今から考えたいこと
実家の物が増えていると感じたら、まずは通路や水回りを安全に使えるか、衛生面の問題がないか、家の傷みを確認できるかを見てみましょう。そのうえで、親が元気なうちに、家の将来、残したい物、重要書類の場所、兄弟の役割について話しておくことが大切です。
すべてを片付けてからでなくても、ご相談いただけます。
片付け前の段階でもご相談いただけます。
遠方にお住まいの方も、姫路・たつの・西播磨にある実家や空き家についてご相談できます。
※相続登記、税金、遺言書、農地の売却・転用などは、個別の状況によって必要な手続きや判断が変わります。詳しくは司法書士・税理士・弁護士・農業委員会などの専門機関へ確認することをおすすめします。